電子書籍のご相談を受けることが多々あります。電子書籍の戦略は、人によって千差万別です。だから無責任に「絶対にうまくいきますよ!」なんて言いません。
なぜなら、ビジネス的に成功するためには、あなただけの個別具体的な「戦略とコンセプト」が必要だからです。
そこでEWAでは、「e-パブリッシング・ビジネス・ストラクチャー(EBS)」というフレームワークを開発しました。
「ストラクチャー」=「構造」という名前の通り、このフレームワークを使うことであなたの強力かつ盤石な電子出版の構造(戦略・コンセプト・プロモーション計画)が完成します。
対象は、電子書籍をビジネス活用したい「インディーズビジネス作家」です。
今回は全体像をご紹介します。
e-パブリッシング・ビジネス・ストラクチャー(EBS)
©2011-2020 一般社団法人日本電子出版作家協会
※本フレームワークは一般社団法人日本電子出版作家協会(EWA)が2011年からの活動の集大成として開発しました。
※本フレームワークをビジネス利用できるのは、EWA公認のエグゼクティブエストリビューター様のみとなります。
※本フレームワークを他媒体に紹介・転載頂く際は、お手数ですがご連絡をお願い致します
※リンクをシェア頂く分にはご報告は不必要です
- あなたの事業の目的、理念を明確化する
- 電子書籍を出すことでのゴールを設定する(事業理念と齟齬がないか確認)
- あなたの対象読者を明確化する(今回の電子書籍はどんな人に何のために書きたいのか?)
- 電子書籍の「コンセプト(企画)」を決定する(コンセプトは10個以上出す。コンセプト完成後は三日ほど寝かせる)
- 電子書籍を「どのようにあなたのビジネスにつなげるか」明確な目的に向けて計画する(電子書籍内からどのように本業につなげるか? 例:最終ページにメルマガ登録ページのリンクをはり誘引する)
- 出版後の大まかなプロモーションについて考える(Kindleで出版後の施策計画)
- 目次を組み立てる(電子書籍は3部構成がお勧め)
- 最終ページに掲載するリンク・オファーを決定する(オファーは基本的には無料。読者にとって大きなメリットのあるもの)
- あなたの対象読者が反応する「キーワード」をリサーチする(どんなキーワードに心が動くのか?)
- 販売心理学をひと通り確認する(ビジネス書籍は心理学を使うと読みやすい書籍になる)
- 執筆を開始する(文字数は2万~4万文字程度がお勧め)
- メインタイトルとサブタイトルを決定する
- 原稿が完成したら三日ほど寝かせる
- もう一度、ざっと読み返して改善や追加を行う
- 「完全原稿」が完成
- 編集、校正を実施する
- 「最終原稿」が完成
- 最終原稿をもとに電子書籍製本を行う(必ずEPUB形式で製本する)
- 出版日を確定する(ティーザー告知を行うために約1ヶ月先だとGood)
- Amazon KDPに登録する情報を完成させる
- KDPアカウントを作り、書籍を登録する
- 電子書籍が公開されたらAmazon著者ページを作る
- 準備が完了したら、すべてのリンクがしっかり機能しているか確認する
- 出版日までティーザー告知を行う
- 出版までに「9つの電子出版施策」に沿って準備を開始する
- 出版されたら記念イベントを行う(公的に告知することで、書籍としてのブランド・魅力が何倍にも高まる)
- 「9つの電子出版施策」を実施していく(★1)
- 継続的に関連情報を発信していく
★1:「9つの電子出版施策」
- ソーシャルメディア(Facebook、Twitter)で告知。告知するときは必ず書籍の魅力を簡潔に伝える文章と販売ページのリンクを入れる
- メルマガで告知。出版のためにメルマガ読者を集める必要があるが、ブログと上手く連動すれば執筆しながらメルマガ読者を集められる
- 友達、知人に読んでもらう。そこでフィードバックを貰ったり、ソーシャルメディアで感想を書いてもらうとGood
- プレスリリースを配信。今は無料で配信できるサービスがたくさんあるのでオススメ。プレスリリースは公的な刊行証明にもなりインディーズ作家にとって強い武器。
- ブログ、サイトに掲載。基本的なことですが忘れがち
- 知人・ブロガー・メルマガ発行者に紹介を依頼。
- オフラインで告知。特に名刺の裏面に表紙とQRコードを入れるのはオススメ
- 出版記念パーティー・講演会を開催。気負わず楽しく開催した方が効果的
- 広告を打つ。広告は最後。必ず効果が最大化できる状態になってから行う