電子書籍アーリーアダプターを狙え!イノベーター理論から考える2015年の電子書籍市場


 今回は「イノベーター理論」から考えた時に、日本のインディーズ電子書籍市場はどの段階にあるのか考えてみよう。

 電子書籍市場参加者を「イノベーター」「アーリーアダプター」「アーリーマジョリティ」「レイトマジョリティ」「ラガード」の5つに分類する。

電子書籍イノベーター理論

イノベーター(先駆的採用者)
電子書籍元年(2010年)に技術も含め、電子書籍に興味を持った人。

アーリーアダプター(初期の採用者)
電子書籍を出版して、いち早く成功をした人。日本では、『Gene Mapper(ジーン・マッパー)』を執筆した藤井太洋先生、人気漫画家の鈴木みそ先生などが当てはまる。

アーリーマジョリティ(初期の多数採用者)
アーリーアダプターが成功したのを見てから行動する人。現在の電子書籍市場ではほとんど見当たらない。

レイトマジョリティ(慎重派)
アーリーマジョリティが成功したのを見てから行動する人。現在の電子書籍市場では存在しない。

ラガード(保守派)
電子書籍を決して取り入れない人。

アーリーアダプターが少なすぎる!

 以上のように見てきたが、今の日本におけるインディーズ電子書籍業界は、イノベーターの参加で止まっている。
 アーリーアダプターは、少しずつ誕生してきているが数が少なすぎる状態だ。
 
 しかし、電子書籍関連のサービスを見ると、アーリーアダプターを飛び越えてアーリーマジョリティ以降の層にアプローチをしている会社が多く見受けられる。

 今は、まずアーリーアダプターを育てる時期だ。

 そこを見誤ると間違った仕掛け方をしてしまう。撤退していった会社が多いのも頷ける(私は批判しているのではなく、電子書籍市場の発展を心から願っている)。

 アーリーマジョリティは、あくまでもアーリーアダプターの成功を見てから行動する。要するに、アーリーアダプターはその先のインディーズ電子書籍業界の未来を担っているのだ。

 だからこそ、業界としてアーリーアダプターを発掘、育成していこう。


この記事の著者

米倉実希

米倉実希レイクラウド代表。EWA公認1級エストリビューター。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。

8年に渡り現場の第一線で販売心理学や販売オペレーション、流通システムを学び実践。その後、起業・開業に特化したコンサルティング業、文筆業に従事。同時に、電子出版支援業を行いつつ、独自の経験・視点をもとに電子書籍マーケティングを追究している。

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